環境社会基盤領域
概要
- 自然環境と共生・調和しながら、災害に対しても安全・安心で、持続的な発展が可能な地域社会を創生するための深い知識と技術を習得します。
- 地域に密着したまちづくりから地球環境の保全まで幅広い分野で活躍できる技術者や、安全・安心な社会環境や地域社会の形成を進めることができる技術者を養成します。
- チームで課題を解決する能力、課題を俯瞰的にとらえる能力、論理的な説明能力、討論力、高い倫理観を有する高度専門人材の育成を目指します。
研究室紹介
研究室 | 複合構造 | |||
---|---|---|---|---|
所属教員 | 阪野裕樹 助教 | 内田裕市 特任教授 | ||
研究内容 | 複合構造研究室では、鋼構造、コンクリート構造ならびに鋼・コンクリート複合構造を対象として、教育と研究をおこなっています。(1)力学現象の解明、(2)高強度化、(3)長寿命化、(4)施工性の向上、(5)耐震性の向上、(6)耐食性の向上、(7)新材料の利用、開発、(8)設計法の検討、など様々な研究を進めています。 |
研究室 | 橋梁工学 | |||
---|---|---|---|---|
所属教員 | 村上茂之 教授 | |||
研究内容 | 歴史的な橋梁から近代的な橋梁まで、あらゆる形式の橋梁を対象として、耐荷性能をはじめとする力学特性、地震時の動的挙動などに関する基礎的研究から、情報技術を活用した維持管理手法や健全度診断技術の開発などの応用的研究まで、持続可能な社会基盤の整備を目指した研究を実施しています。 |
研究室 | 地震工学 | |||
---|---|---|---|---|
所属教員 | 能島暢呂 教授 | 久世益充 准教授 | ||
研究内容 | 地震災害の防止軽減には、学際的な知識と技術が必要になります。地震工学研究室では、地震ハザード・リスク評価から、地震のゆれや被害予測、社会的機能への影響や復旧などの長期的な影響評価など、分野を超えて幅広く総合的な研究を行っています。 |
研究室 | 防災共創学 | |||
---|---|---|---|---|
所属教員 | 小山真紀 准教授 | |||
研究内容 | 自然災害は、災害を引き起こす事象(台風、洪水、地震、斜面崩壊など)が、人間社会に影響を及ぼすことで引き起こされます。日本はプレート境界上に位置する国であり、台風や前線による降雨の影響を受けやすい地域に立地しており、自然災害を引き起こす事象が発生しやすい環境に立地しています。一方、少子高齢化や多様性、グローバル化によって社会の脆弱性は複雑化しており、多様なステークホルダーが共に課題解決に参画することが求められます。本研究室では、この観点から自然災害の実課題の解決に関する研究を行っています。 |
研究室 | 流域水文学 | |||
---|---|---|---|---|
所属教員 | 篠田成郎 教授 | 吉村英人 助教 | ||
研究内容 | 水・物質移動の基本となる流域というスケールを対象として、人間活動と自然環境が関わる複雑な環境・社会システムを改善するための具体的な戦略の提案を目指している。具体的には、現地観測、GIS、数値シミュレーション等から、水や物質の動きに対する人間活動や気候変動のインパクトを評価し、こうしたインパクトの効果的・経済的制御方策や文化・風土との調和施策について研究している。 |
研究室 | 河川・水文学 | |||
---|---|---|---|---|
所属教員 | 児島利治 准教授 | |||
研究内容 | 地球上のあらゆる水に関する学問を水文学と呼びます。対象とする範囲を狭めると、陸上の水に関する学問は陸水学、河川に関する学問は河川学、森林の水に関する学問は森林水文学と呼ばれます。本研究室では、河川学~河川水文学、森林水文学を研究領域とし、特に森林から河川を中心に、水の動きとそれに伴う土砂・物質の動きによって生じる課題解決やそのための技術開発をしています。近年は地球温暖化による豪雨災害が頻発しており、防災の役割が以前に増して重要になっています。研究活動は野外観測/測量とコンピューターシミュレーションが中心になります。 |
研究室 | 水系動態 | |||
---|---|---|---|---|
所属教員 | 玉川一郎 教授 | 原田守啓 准教授 | ||
研究内容 | 山岳域から河口に至る流域圏を対象に、降水・蒸発散から河川における流れまでの「水とそれに関わるものの動態」について、水文気象学(担当:玉川)、河川工学(担当:原田)の両面から、現象の解明と実際への応用に関する研究を進めている。 |
研究室 | 地盤・地下水 | |||
---|---|---|---|---|
所属教員 | 神谷浩二 教授 | 小島悠揮 准教授 | ||
研究内容 | 土質力学、地盤工学、土壌物理学の学問分野を基礎に、飽和・不飽和地盤における流体挙動や熱移動・物質移動現象に主眼を置き、防災構造物である河川堤防の洪水時の安全性を高めるための対策技術、地盤沈下等の地下水による障害を防止するための地下水資源のマネジメント技術、熱・物質移動特性を測定・数値化するためのセンサー技術、油や重金属等による土壌・地下水汚染を修復する対策技術に関する研究を主に行っている。 |
研究室 | 地盤工学・地球科学 | |||
---|---|---|---|---|
所属教員 | 沢田和秀 教授 | 大谷具幸 教授 | 吉川高広 准教授 | |
研究内容 | 多発する地盤災害から国民の人命と財産を守り、安全な暮らしをサポートする研究を続けています。現場から土をサンプリングし、丁寧な室内実験をし、高度な数値シミュレーションをして、防災計画や土構造物の設計に役立てています。また、独自に開発した機器を用いて、現場でさまざまな物理現象を計測しています。 地質学の手法を用いて、野外での調査や観測、室内での機器分析や実験により、地中熱利用の資源量評価に関する研究、活断層破砕帯における現象の理解とそれを用いた活断層の認定手法の研究等を行っています。 |
研究室 | モビリティアナリティクス | |||
---|---|---|---|---|
所属教員 | 倉内文孝 教授 | 中村俊之 准教授 | 宮城俊彦 特任教授 | |
研究内容 | 人やものの移動を担う交通システムの効率化および持続可能化をめざし、その計画および評価手法に関する教育および研究を行っている。具体的には、ITS技術や交通ビッグデータを活用し、災害につよい交通ネットワークデザイン、MaaS普及に向けた効率的かつ持続可能な公共交通ネットワークのデザイン、および道路ネットワークの効率的利用に資する交通マネジメント方策デザインについて研究している。 |
研究室 | 地域マネジメント | |||
---|---|---|---|---|
所属教員 | 髙木朗義 教授 | |||
研究内容 | 「誰もが主体的に協働して、みんなが幸せに暮らせる社会を創る」を目指して、災害に強い地域や環境に優しい社会、地域活性化を中心に、地域社会を支えるハードからソフト、つまり社会基盤施設から人的ネットワークに至る幅広い社会基盤について研究しています。特に、安全性・快適性・利便性などの外部性の経済的評価とそれに基づく政策デザイン、並びに、対価性の低い社会的ニーズの経済システムへの内部化、すなわち公共政策やビジネスへの落とし込み方、地域協働の仕組みを探求しています。 |
研究室 | 都市・景観 | |||
---|---|---|---|---|
所属教員 | 出村嘉史 教授 | |||
研究内容 | 都市や地域における営みを持続的で豊かなものにするために、歴史・文化を含めた複合的な視野で計画・デザインする方策を探求しています。そのために、都市・地域形成史、社会の基盤としての人のつながり (Social Capital) などの研究の他、よりよい都市環境づくりの一貫として実際の場所(公共施設)のデザインを実践しています。また市街地の拠点「美殿町ラボ」を持ち、エリアマネジメントに関わる実践を精力的に行っています。 |
研究室 | 維持管理工学 | |||
---|---|---|---|---|
所属教員 | 小林孝一 教授 | |||
研究内容 | 鉄筋コンクリートに発生する塩害やアルカリ骨材反応、凍害などの劣化メカニズムの解明、既設コンクリート構造物の残存性能の評価、新材料の開発も含めた補修・補強方法の提案など、コンクリート構造物の耐久性能の向上を目的とした研究を行っています。 |
研究室 | 先端材料・構造 | |||
---|---|---|---|---|
所属教員 | 國枝 稔 教授 | |||
研究内容 | 持続可能な社会に資するインフラの構築や維持管理に用いる新材料・構造の開発、応用を探る。実験や数値解析によるアプローチを用いて、力学特性、耐久性や環境性などを向上させるなど、構造物のライフサイクルにおける材料や構造の高性能化、付加価値を創造する研究を実施している。 |
研究室 | 水質安全 | |||
---|---|---|---|---|
所属教員 | 李富生 教授 | 廣岡佳弥子 准教授 | 鈴木裕識 准教授 | |
研究内容 | 水質の安全の確保、生活環境の快適さの向上、水環境の保全を目指して、水道工学、下水道工学および水質学の方面から河川や湖沼の水質形成と水質変化、物理化学的・生物学的高度水質制御・水処理手法、廃水や廃棄物からの資源・エネルギー回収に係わる幅広い研究を実施するとともに、途上国等で顕在化しつつある重金属や微量汚染物質等による汚染水域と汚染土壌の問題に対処するための修復技術等の研究も行っている。 |